デカルト・データマイン調査、前月比では2カ月連続プラス
米調査機関デカルト・データマインは9月18日、日本発着の海上コンテナ輸送量に関する最新調査結果(速報値)を公表した。
アジア域内へのトランシップ分を含めた日本発米国向け(荷受け地ベース)は8月の輸送実績が前年同月比29・4%減の3万9289TEU(20フィートコンテナ換算)にとどまり、新型コロナウイルスの感染拡大による世界経済減速の影響が続いていることをうかがわせた。
ただ、前月比では3・9%増となり、2カ月連続でプラスを記録した。
アジア域内からのトランシップを含む日本発直航分も8月は前年同月比19・4%減の3万3225TEUにとどまった。前月比ではほぼ横ばいだった。
主要港別の前年同月比を見ると、東京港が20・0%減、名古屋港が15・2%減、神戸港が3・3%減など、軒並み落ち込んだ。前月比では名古屋や横浜がプラスになった。
調査結果の概要(デカルト・データマイン資料より引用)※クリックで拡大
(藤原秀行)