21年11月竣工見込む、高速道へのアクセス良く西日本広域のカバー可能に
ラサール不動産投資顧問は10月16日、神戸市西区の「神戸複合産業団地(神戸テクノ・ロジスティックパーク)」内で新たなマルチテナント型物流施設「(仮称)ロジポート神戸西」の工事を同日開始したと発表した。
鉄骨造の地上4階建て、延べ床面積は4万9972平方メートルで、2021年11月の竣工を見込む。最大3テナントの入居が可能とする。
神戸淡路鳴門自動車道、山陽自動車道の神戸西ICから約1キロメートルと至近で、内陸エリアに位置しながら神戸港や三宮へ車で30分、大阪中心部へ1時間で到達可能。関西商圏へのアクセスが良好なのが強みだ。
さらに、京都方面へのアクセスは山陽自動車道から18年に開通した新名神高速道路(神戸JCT~高槻JCT間)ルートと、従来の中国自動車道、名神高速道路ルートの2通りを選択できる。高速道路網に恵まれ、広く西日本をカバーできる広域物流にも適しており、同団地は関西内陸地における昨今の旺盛な物流需要を受けて、ここ数年で注目度が急速に高まっている。
1階に高床・低床の両面トラックバース、2階に大型車両が直接乗り入れできるスロープを取り付け、倉庫の梁下有効高さ5・5メートル以上(1・4階は6・3メートル以上)を確保。荷物用エレベーター、垂直搬送機をそれぞれ4基ずつ設置する計画。在庫保管型や流通加工型、通過型など多様な物流ニーズに対応し得る高い汎用性を備える予定。
同時に、将来対応として垂直搬送機や空調設備の増設、自動化・省人化を想定した使用電力の需要増加に対応できる電力容量、事務所の増床など、テナントの多様な将来ニーズも考慮する。
「(仮称)ロジポート神戸西」の完成イメージ(ラサール不動産投資顧問プレスリリースより引用)※クリックで拡大
(藤原秀行)