新拠点3カ所も開設予定
関通は10月21日、今後の設備投資計画を公表した。
兵庫県尼崎市の「関西主管センター」など主要な物流拠点への物流ロボット導入のため、4億円を投入する。一部の現場で試験的に活用した結果、一定の生産性向上効果が確認できたため、横展開を図る。導入は今年12月から2021年2月にかけて進める見通し。
併せて、主力のEC・通販支援の成長を目指し、物流センター3カ所を新設する方針。賃貸借契約に伴う敷金や物流施設などに約7億4800万円を充てる方針で、立地は既存のセンターがある兵庫県尼崎市や埼玉県和光市の周辺エリアを想定している。
1施設当たり約5000坪を見込んでおり、22年2月期に1施設、23年2月期に2施設を立ち上げる方向。
このほか、独自開発しているWMS(倉庫管理システム)のバージョンアップなどに3億円を投資する。今回公表した設備投資はいずれも新株予約権の発行で資金調達する。
関西主管センターに導入した中国のシリウスロボティクス製ピッキング支援自律走行ロボット「Syrius(シリウス)」(関通提供)※クリックで拡大
(藤原秀行)