11月の10日間、東京本社ビルから遠隔操作
日本航空(JAL)は10月27日、長崎県新上五島町など離島地域で、無人ヘリコプターを使い、検体や日用品、郵便物などを輸送する実証調査を11月3日から10日間行うと発表した。
同町と隣接する小値賀町、佐世保市の間で計3ルートを設定。それぞれ郵便物や検体、鮮魚などを運ぶ予定。ルートは飛行距離が約24キロメートル、約26キロメートル、約56キロメートルと設定しており、無人ヘリは東京のJAL本社ビルから遠隔操作する。
無人ヘリが輸送を担うことで、検体採取から検査結果判明までの時間短縮、日用品や郵便物の確実な配達、離島の朝獲れ鮮魚の首都圏への同日輸送などを実現できるかどうかを調べる。
実証調査は国土交通省から業務を受託して実施。無人ヘリはヤマハ発動機製のものを投入する。地元自治体や郵便局、物流企業などとも連携して行う。
無人ヘリによる実証調査のイメージ(JALプレスリリースより引用)※クリックで拡大
(藤原秀行)