Rapyuta Roboticsとプラスオートメーション、埼玉の京葉流通倉庫でピッキングロボットの実稼働開始

Rapyuta Roboticsとプラスオートメーション、埼玉の京葉流通倉庫でピッキングロボットの実稼働開始

量販店向けで初、50リットルオリコンにも対応

Rapyuta Robotics(ラピュタロボティクス)とプラスオートメーションは11月30日、両社が取り扱っている協働型ピッキングアシスタントロボット(AMR)が、埼玉県戸田市に本拠を置く京葉流通倉庫が同県内のさいたま市岩槻区に構えている倉庫で実稼働を開始したと発表した。

AMRはラピュタとプラスオートメーションが今年7月、物流倉庫向けにサブスクリプションサービスとして提供を開始した。今回はスーパーやホームセンターなど量販店向けのピッキングオペレーションに投入する初めての事例となる。

既に導入実績のある電子パーツなどと異なり、日用雑貨品は商品のサイズや重量の個体差が大きいため、システム上で荷物のサイズや重量を把握し、適切にオーダーをAMRに割り当てる仕組みを導入。さらに、旧来より大きな荷物のピッキングに対応するため、AMRのラインアップを拡充し、50リットル折り畳みコンテナ(オリコン)を対象に加えた。

他にも、ユーザーのオペレーションに適合したラベル印刷への対応などのアップグレードも施し、より効率的なピッキングが行えるようサポートしている。

京葉流通倉庫の飯塚雄一執行役員は「十分投資回収が可能で、稼働中の倉庫であっても電源とネットワークの必要最低限の工事だけで現場を止めずに短期間で導入することができた」とコメント。他の倉庫への展開も視野に入れている。


導入したAMR(ラピュタ提供)

(藤原秀行)

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