1セット約600キログラムの常設別荘型
中小EC事業者らの物流業務を包括的に支援するオープンロジは12月21日、モンゴル遊牧民の家として使われている「ゲル」の販売に物流面で協力したと発表した。
日本で「ゲルジャパン」のブランドでゲルを販売するEifer(アイファー、東京都多摩市)と連携。最初に販売する際、オープンロジが日本国内の入出荷と配送を担った。
ゲルは伝統的な移動式住居で、ヒツジの毛で作ったフェルトをかぶせて覆うことで屋根や壁の役割を果たす。Eiferがクラウドファンディングでゲル販売のための資金を募った。
オープンロジは常設別荘型ゲルテントの物流を担当。本体が6メートル以上で最も重いパーツは375キログラム、1セットで総重量が600キログラムに及ぶなど、規格外のサイズと重さのため日本の物流事業者に取り扱いを断られてしまい、Eiferがオープンロジに依頼したという。
オープンロジは国内で入出荷と配送まで受け入れ可能な物流事業者と調整し、入庫からセット組み、サポーターの指定場所までの配送手配を担当した。同社は「今後もクラウドファンディングを実施する事業者と応援したいサポーターを物流面でつないでいく」と話している。
総重量が約600キログラムの常設別荘型ゲルテントのイメージ(以下、いずれもオープンロジプレスリリースより引用)
セット組みする前のゲルテントの本体とパーツ
エレベーターで運搬している様子
パーツの一部と倉庫内の作業者
(藤原秀行)