1時間当たり5万通のペースで仕分け、局全体の引き受けは280万通程度に
日本郵便は12月28日、東京都新宿区西新宿の「新宿郵便局」で、2021年の年賀状配達に向けた準備作業の様子をメディアに公開した。
機械を利用し、1時間に5万通のペースで届け先への仕分け作業を進めるなど局全体がフル稼働となっていた。
同社によれば、全国で12月27日までに引き受けた年賀状は約7億7000万枚に上り、前年同期比で約13%減っているという。新型コロナウイルスの感染拡大で在宅勤務が広がっていることなどにより、企業が出す分が落ち込んでいるとみられる。
同郵便局ではこれまでに280万通程度を引き受けているという。同郵便局の大野政明局長は「今年はコロナ禍で個人の方々がなかなか会えない親戚や知人の皆さんに年賀状を多く出されるようだ。局員らも初めてマスクを着用した年賀状配達になりそうだが、元旦以降、しっかりとお届けしたい」と語った。
年賀状の方向をそろえる「取りそろえ」の作業(以下、いずれもクリックで拡大)
住所や郵便番号を機械で読み取れなかった場合に補正作業を行うエリア
(藤原秀行)