エレベーター操作し異なるフロアを移動、1日240分の作業時間削減効果
ZMPは2月26日、物流ロボット「CarriRo(キャリロ)AD+」(パレット積載タイプ)をサンゲツが大阪市内に1月開設した物流拠点「関西ロジスティクスセンター」に導入したと発表した。
関連記事:サンゲツ、自動化・省人化注力の「関西ロジスティクスセンター」を大阪の三井不動産物流施設内にオープン
センターの3階から1階の間約100メートルをキャリロが商品を搭載し搬送、エレベーターの開閉もロボットが指示し、自動的に運行している。キャリロ同志のすれ違いも円滑に行えるようになっている。
運搬は約8分で、1日に約30間往復しているため、1日当たり240分の作業時間を削減、その分庫内スタッフがピッキング作業に専念できるようになった。
サンゲツは今後、同センター内で他のエリア間を結ぶ作業にもキャリロを投入するほか、別のセンターにも横展開していくことを計画。併せて、キャリロが庫内スタッフなどの後に追随して動く「カルガモモード」を使った搬送も視野に入れている。
関西ロジスティクスセンターで稼働しているキャリロ(ZMPプレスリリースより引用)
(藤原秀行)