気象データとスリップ場所組み合わせ、結果はウェブで一般公開
ウェザーニューズは2月22日、トヨタ自動車と組み、道路の凍結箇所を把握・推定する実証実験を全国で同日開始したと発表した。
ウェザーニューズが持つ気象データと、トヨタの通信機能を持つ車両「コネクティッドカー」で収集したブレーキの稼働状況などの情報を組み合わせ、車輪がスリップしたとみられる場所を検出。その場所の気温や降雪・降雨などの気象データと合成し、どこの道路が凍結しているかを推定する。
推定した箇所は実証実験の期間中、専用ウェブサイトで「路面凍結推定マップ」として随時公開する。ウェザーニューズの天気予報アプリ利用者から送られてくる天気の報告などを踏まえて検証、予測の精度向上につなげる。
これまで道路の凍結箇所を確認するには、道路を管理する自治体や高速道路会社が定点気象観測や巡回、ライブカメラなどを通じて行ってきたが、広範囲をリアルタイムで網羅するのは極めて困難だった。実験を通じて知見を集め、早期の実用化を図る。
(藤原秀行)
「路面凍結推定マップ」はコチラから(専用ウェブサイト)