広島のスタートアップ事業コンテストでAMR活用提案が1次審査通過
簡易宅配ボックスとして活用可能な置き配バッグ「OKIPPA(オキッパ)」を手掛けるスタートアップ企業のYper(イーパー、東京都渋谷区南平台町)は3月10日、物流ロボットへの参入を目指すと発表した。
広島県が最新技術の実証実験を行う場として提供しているプロジェクト「ひろしまサンドボックス」の一環として行われた、スタートアップ企業から社会課題の解決につながる事業アイデアを募集するコンテスト「D-EGGS PROJECT」で今年2月、Yperが提案したAMR(自動配送ロボット)活用が1次審査を通過。3月10日に2次審査のパブリック評価がスタートした。
Yperの提案は、人口減少や高齢化が進む中山間地域でAMRを活用し住民に宅配の商品などを配送する内容で、将来は生鮮食品なども取り扱い、非対面で届けられるようにすることを視野に入れている。
コンテストで採択されれば、今年4~10月に実証実験が行われる予定。
(藤原秀行)※写真はYper提供