NEXCO中日本幹部が説明、引き続きスペース整備に意欲
中日本高速道路(NEXCO中日本)東京支社の山本隆浜松保全・サービスセンター所長は3月31日、同社が静岡県浜松市内に初めて整備したダブル連結トラック専用駐車場でメディアの取材に応じた。
山本所長は「ここでの実証実験の検証を重ね、今後の展開について検討していきたい」と説明。既にNEXCO中日本の管内にある東名高速道路と新東名高速道路でダブル連結トラック駐車スペースを135台分整備しており、IC近隣への専用駐車場設置とSA・PAヘの専用駐車ます設置の両建てで引き続き整備を進めていく意向を示した。
山本所長は、浜松市内で専用駐車場を整備した背景について「ちょうど東京と大阪の間の中間地点になる。物流企業からもこのエリアで休憩したいとのニーズがあり、路外駐車場として整備することにした。高速道路運営会社が取り組んでいくことに意義があると思う」と解説。利用者からのニーズも踏まえ「今後必要な設備を検討していきたい」と語り、現在のトイレ以外にも休憩施設を導入する可能性があることを示唆した。
専用駐車場の事前受付状況に関しては「既に予約が入っている。今後利用が増えていくのではないか」と期待を示した。
NEXCO中日本によれば、現時点でダブル連結トラックを運行している物流企業は7社、特殊車両通行許可を得ているのは33台に上る。
専用駐車場に入ったヤマト運輸のダブル連結トラック
取材に応じる山本所長
(藤原秀行)