スクロール、新中計で物流代行など「ソリューション事業」の成長促進を表明

スクロール、新中計で物流代行など「ソリューション事業」の成長促進を表明

「通販全国3PL戦略」展開、多様なニーズに対応

通販大手のスクロールは5月7日、2021~23年度の3年間を対象とする新たな中期経営計画「Next Evolution 2023」を公表した。

中核の通販事業は主力の生協向けにニーズをとらえた商品提案をより深化させることなどを表明。さらに、EC事業者の物流・決済代行などの「ソリューション事業」の成長を促進していくことを明確に打ち出した。

最終の23年度(24年3月期)は連結売上高1000億円(21年3月期実績851億円)、営業利益59億円(同73億円)などを目標に掲げている。

ソリューション事業は「通販全国3PL戦略」として、関東や東海、関西でEC事業者の物流代行を強化。顧客のEC事業者からの売り上げ規模拡大、コストダウン、BCP(事業継続計画)強化といった多様なニーズに応えられるよう、サービスの提案メニューを拡充する。

茨城県つくばみらい市で、ソリューション事業向けに構えている先進物流施設「SLCみらい」の満床に向け、営業強化にも取り組む。


「SLCみらい」の外観(スクロール提供)

(藤原秀行)

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