レンゴー、インドの段ボールメーカーに30%出資

レンゴー、インドの段ボールメーカーに30%出資

大幅な需要伸長に期待

レンゴーは11月16日、インドの段ボールメーカー、ヴェルヴィン・コンテナーズの株式を30%取得したと発表した。

資本参加に伴い、同社はヴェルヴィン・レンゴー・コンテナーズに社名を改称する。株式の取得額は開示していない。

同社はインド西部のムンバイ、ゴア、プネで段ボールや紙袋、紙コップなどの製造・販売を行うヴェルヴィングループの一員。同グループが新たにインド南部で事業展開のため、タミル・ナードゥ州のチェンナイ近郊に設立した。現在は、2024年3月の部分操業開始を目指し段ボール工場の建設を進めている。

インドは2023年に人口が世界最多となり、製造業の振興施策も盛んなことから、段ボール市場の大幅な需要伸長が期待できる。同社への資本参加により国内外グループ会社とのシナジーを生み出し、グローバル戦略を加速させていく構えだ。

ヴェルヴィン(Velvin)グループ 概要
本社所在地 マハラシュトラ州 ムンバイ
代表者 Vincent Mathias
事業内容 段ボールおよび紙袋、紙コップ、紙製食品容器の製造・販売
ヴェルヴィン・レンゴー・コンテナーズ社
(Velvin Rengo Containers Private Limited)概要
本社所在地 マハラシュトラ州 ムンバイ
工場所在地 タミル・ナードゥ州 チェイヤー(チェンナイの南西95km)
SIPCOT(タミル・ナードゥ州産業振興公社)工業団地
代表者 Vincent Mathias
事業内容 段ボールの製造・販売


新工場完成予想図(プレスリリースより引用)

(藤原秀行)

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