7月末までに全国展開へ
セイノーホールディングス(HD)は5月24日、HIROTSUバイオサイエンスが開発した、生物を用いた自宅で出来るがん検査「N-NOSE at home」の検体輸送を、グループのGENie(ジーニー)、セイノースーパーエクスプレスとともに一括受託したと発表した。
5月1日からまず東京都、名古屋市、大阪市など政令指定都市で輸送をスタート。7月末までに全国47都道府県での展開を予定している。
今回の全国展開で主要な輸送を担うジーニーは「To C ラストワンマイル」における社会課題解決を目指し、処方薬の“即時”配送サービス「ARUU(アルー)」を2020年12月26日にスタートした。本配送スキームでは要となる指令センターとしてアルーを活用している。
セイノーHDグループ、処方薬の即時配送サービスを開始
HIROTSUバイオサイエンスの提供する『N-NOSE』は、犬の約1・5倍の嗅覚受容体様遺伝子を持つ線虫を利用したがん検査。簡便で安価、苦痛がなく、高精度に早期発見が期待できる。
受ける時間がなかったり、費用が掛かり経済的に不安を感じたりすることを理由に、日本のがん検診率は諸外国と比較して低いと言われており、HIROTSUバイオサイエンスは、がんに対するリスク管理意識を高め、一連のがん検診受診への足掛かり、きっかけを創出することを目指している。
(画像はプレスリリースより引用)
(ロジビズ・オンライン編集部)