出荷能力1・4倍に、翌日配送エリアも拡大
ファンケルは6月3日、大阪府門真市で新設した「ファンケル 関西物流センター」の稼働を同8日に開始すると発表した。
新型コロナウイルスの感染拡大による巣ごもり消費の増大などで同社の2020年度の出荷量は15年度から約1・3倍に達した。今後も通信販売の需要は伸びが見込まれるため、積極的な事業展開を支える物流インフラ基盤を拡充する。
新センターの開設で1日当たりの出荷能力が現状の3・4万件から1・4倍の5・0万件に向上するほか、九州や四国、中国エリアで翌日配送エリアを実現。配送費も業務の生産性向上などで年間約2・3億円削減できると見込む。
パレット自動倉庫やケース自動倉庫、ピッキングロボットなどの導入により、同社の「関東物流センター」との比較で、入荷や保管、補充作業で約65%、製品の搬送ラインで約40%の作業人員をそれぞれ減らし、他の領域へ充当できているという。
さらに、屋上全面に太陽光パネルを設置して使用電力の約16%を賄う計画だ。
正式名称 | ファンケル関西物流センター |
所在地 | 大阪府門真市大字北島東町2-10 |
敷地面積 | 10,629平方メートル(約3,215坪) |
延べ床面積 | 17,051平方メートル(約5,158坪、倉庫部分:4,546坪/事務所:612坪) |
建物階数 | 重量鉄骨造、地上4階 |
投資規模 | 約40億円 |
稼働開始日 | 2021年6月8日(火) |
アクセス | 第二京阪道路門真ICより1.2km/大阪メトロ長堀鶴見緑地線「門真南駅」より徒歩15分 |
(画像はプレスリリースより引用)
(ロジビズ・オンライン編集部)