作業の進捗をリアルタイムで表示、8月に提供開始へ
GROUNDは、物流施設の庫内作業を包括的に最適化する新たな情報システム「GWES(ジーダブルイーエス)」を開発した。今年8月にサービス提供を始める見通し。
同社はこれまで、AIを駆使した物流ソフトウエア「DyAS(ディアス)」を展開。物流施設内の在庫配置最適化などをサポートしてきた。GWESは新たに施設内の仕分けやピッキングといった作業の進捗状況をリアルタイムで表示、事前の想定から遅れが生じても迅速に対応できるようにする機能などを追加している。DyASをGEWSに統合する形であらためてシステムを提供し、より広範囲に施設内の業務改善に貢献していきたい考えだ。
GWESはこのほか、施設内に導入している複数のロボットの稼働状況を管理したり、施設内のレイアウトや動線といった情報をデジタル化したりすることも可能。
GROUNDはトラスコ中山と資本・業務提携し、同社の物流基盤の機能向上をサポートする計画。GWESもトラスコ中山の物流施設で展開していく見通しだ。
(藤原秀行)