希少な大阪内陸部、22年夏竣工へ
グッドマンジャパンは、大阪府高槻市で新たな物流施設「グッドマン高槻」の建設を進めている。関西の案件としては2019年に竣工した神戸市の「グッドマン赤松台2」以来で、今回は希少な大阪内陸部での開発となった。
新施設は鉄骨造で地上4階建て、賃貸面積は6620坪(約2万1800平方メートル)を計画。新名神高速道路の高槻ICから約5・6キロメートル、名神高速道路の茨木ICから約8キロメートル、近畿自動車道の摂津北ICから約8キロメートルに位置している。
北摂エリアや大阪市内に加え、高速道路経由で西日本の広範囲をカバーできる立地と見込む。周辺は人口密集地で、JR高槻駅や阪急高槻市駅から約2キロメートルでバス停も近接、通勤の利便性が高いことも労働力確保の上でメリットになるとみている。竣工は22年夏ごろとなる見通し。
グッドマンジャパンは以前から開発プロジェクトの数を絞り込み、開発用地を厳選、コスト競争力を持った物件を顧客に提供することに重心を置いている。今回の開発地も需要が高まっている大阪内陸部で交通アクセスに優れている点を重視、開発を決めた。既に複数の企業から問い合わせが寄せられているという。
「グッドマン高槻」の完成イメージ(グッドマンジャパン提供)
(藤原秀行)