京都大発ベンチャーのメトロウェザー、ACSLと連携
京都大発のベンチャー企業メトロウェザー(京都府宇治市)は7月7日、同社の風況観測データをACSLのドローン運航制御プログラムへ組み込むことに成功したと発表した。
ドローンを安全かつ安定的に運航するためには、運航ルート上の風に関する情報を把握することが不可欠。メトロウェザーは超高分解能ドップラー・ライダー※を用いた「高精度風況観測」を提供しており、高精細な風況データのリアルタイム観測を実現するとともに、3次元風況データの配信のためのAPIを開発している。
※ドップラー・ライダー:大気中にレーザ光を発射し、大気中のエアロゾル(塵、微粒子)からの反射光を受信することによって風速・風向を観測することができる大気計測装置
今回、ACSLが提供するドローン管制用GCS(Ground Control Station=機体を管理するアプリケーション)に、メトロウェザーが提供する風況データをリアルタイムに反映させ、ドローンの運航管理者や操縦者が実際の風況情報に基づき運航を行うことが可能となった。
風況表示のイメージ
(画像はプレスリリースより引用)
(ロジビズ・オンライン編集部)