英国大手と連携、排出権購入で相殺へ
丸紅は7月8日、化学品ガス輸送大手の英ナビゲーターガスと連携し、丸紅が手掛けるエチレン海上輸送をカーボンニュートラル(温室効果ガス排出実質ゼロ)化すると発表した。
対象は積載容量2万1020立方メートルのエチレン船「NAVIGATOR TRITON」の、米国・テキサス州モーガンズポイント~ベルギー・アントワープ間の海上輸送で、7月6日に出航した。
航海中の燃油消費に伴うCO2排出量※を、丸紅とナビゲーターガスが購入したカーボンクレジット(排出権)で相殺する。エチレン海上輸送では世界で初めての脱炭素の取り組みとなる。
丸紅は、世界中の顧客に物流を通じたエチレンの需給調整機能を提供しており、エチレン取扱量は世界トップクラス。今後、低炭素化・脱炭素化に取り組む顧客のニーズに応え、カーボンニュートラル化された輸送サービスを提供していく。
※IMO(国際海事機関)の定める燃料別CO2排出量基準表、ならびにナビゲーターガス算出のNAVIGATOR TRITONの燃料消費量から割り出した量
(ロジビズ・オンライン編集部)