最大24テナント入居可能、22年11月竣工見込む
大和ハウス工業は7月12日、埼玉県宮代町で新たなマルチテナント型物流施設「DPL久喜宮代」を開発すると発表した。
鉄筋コンクリート造+S造の免震構造で地上4階建て、延べ床面積は16万1955平方メートルを計画しており、2022年11月の竣工を見込む。さいたまスーパーアリーナ(建築面積4万3730平方メートル)約3・7個分に相当する広さという。
東北自動車道の久喜ICから約4キロメートル、首都圏中央自動車道(圏央道)の幸手ICから約5キロメートル。東京都心から約50キロメートルで、首都圏に加えて東北や信越方面へのアクセスにも優れた立地。
最大24テナントの入居が可能で、約5700平方メートルから利用できる。各区画に事務所を設置することが可能。天候の影響を受けずに荷物の積み下ろしができる「中車路」を設けるとともに、特殊車両の40フィートコンテナ車が各階に直接乗り入れられるランプウェイ2基(ダブルランプウェイ)を採用。施設全体で160台分のトラックバースも用意する。
併せて、従業員専用の保育施設やカフェテリア、無人コンビニなどを整備。トラックの入場予約システムとオンラインチェックシステムも採用する。
同社は埼玉県でマルチテナント型とBTS型を合わせて59カ所、総延べ床面積約190万平方メートルの開発を手掛けてきた。
「DPL久喜宮代」の完成イメージ(大和ハウス工業提供)
(藤原秀行)