独禁法条文を誤って転記、当該設問は受験者全員正解に
九州運輸局は7月26日、今年5月に実施したトラック運送事業の経営許可などに関する法令試験で出題ミスがあったと発表した。設問で独占禁止法の条文を転記する際、内容に一部誤りがあった。
同局は当該の設問について、受験者全員が正解したものとみなすと説明。その結果、受験者数72人のうち合格者は当初の49人から53人に増えた。
同局によると、独禁法の中で法律自体の目的を説明した条文について、「公正且つ自由な競争を促進」とすべきところを間違って「公平且つ自由な競争を促進」と引用した。
同局は「受験者の皆様をはじめ関係者の皆様に多大なご迷惑をお掛けしたことを深くおわび申し上げる。今回の事態を真摯に受け止め、今後このような事態が二度と発生しないよう再発防止に努める」と陳謝した。
(藤原秀行)