英海運機関が公表
英海軍の関連機関、英国海運貿易オペレーション(UKMTO)は8月3日、アラブ首長国連邦(UAE)のフジャイラ沖のオマーン湾で、タンカーが乗っ取られた可能性があると発表した。
タンカーの国籍など状況の詳細は明らかになっていない。海外メディアの報道によれば、複数のタンカーが現場海域で制御不能になっているとの情報があるが真偽は現時点で不明。現場は石油など海上輸送の要衝となっているホルムズ海峡の近くで、乗っ取りが長引けば石油輸送などに影響が出る恐れがある。
海外メディアによると、現場付近では7月29日、日本の企業が所有、イスラエル系企業が運航していたタンカーが何者かの攻撃を受け、乗組員2人が亡くなった。米英両国やイスラエルはイランの関与を指摘しているが、イランは否定している。
(藤原秀行)