トヨタなど開発、脱炭素化加速狙い
セブン-イレブン・ジャパンとローソン、ファミリーマートのコンビニ大手3社は8月11日、トヨタ自動車などそれぞれ開発した、水素を燃料とする燃料電池(FC)小型トラックを配送に導入する実証実験を行う計画をそれぞれ発表した。
セブンは同日、栃木県の水素ステーション併設型配送センターに、トヨタ自動車が開発したFC小型トラックを配備。異なる温度帯の商品を積載できるようになっている。
ローソンは7月、東京都大田区の低温配送センターに、日野自動車の「デュトロ」をベースに動力や冷蔵・冷蔵機器などの電源をFCに設定したFC小型トラックを採用。都内約20店舗への弁当やおにぎりの配送に使う。
ファミリーマートは愛知県岡崎市の定温センターでトヨタといすゞ自動車が共同開発したFC小型トラックを利用し、10月以降、1日3便の店舗配送コースを予定している。
頻繁に走る店舗配送にFC小型トラックを活用することで、CO2など環境負荷物資を排出しないようにし、脱炭素化を加速させる狙い。
セブンが利用する小型FCトラック(同社プレスリリースより引用)
(藤原秀行)