フードロス削減狙い8月23日開始、売り上げの一部は寄付
スターバックス コーヒー ジャパンは8月19日、店舗の食品廃棄を減らすため、閉店3時間前をめどにドーナツやケーキ、サンドイッチなどを20%値引きして販売する取り組みを同23日に一部を除く全国の店舗で始めると発表した。
各店舗で当日の在庫状況に応じて実施するかどうか、実施する場合は開始時間をいつにするかを決める予定。売れ残りの販売を促進し、フードロス削減を目指す。
対象はフードケース内にある商品で、割引する場合は「SAVE FOOD」のメッセージを描いたカードを店頭に提示、周知する予定。今回の取り組みによる売り上げの一部は認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえに寄付し、地域の子どもたちの食を通じたより良い未来づくりに生かしてもらう計画。
同社は2030年までに店舗などから出る廃棄物50%削減を目指すと同時に、店舗を構えるコミュニティーに対してポジティブな影響を与えられるよう活動を続ける方針を表明。店舗から出る食品廃棄物の約7割はコーヒーを抽出した後の豆かすだが、約15%を占める期限切れ食品類の廃棄量削減の一環として、今回取り組みをスタートする。
今年3月に東京都と埼玉県の約90店舗で1カ月間のトライアルを実施。利用客と店舗従業員の双方から好評を得られたという。
「SAVE FOOD」のカードで割引実施を周知するイメージ(スタバプレスリリースより引用)
(藤原秀行)