BtoCは堅調も、BtoBが振るわず
SGホールディングス(HD)が9月9日発表したデリバリー事業の8月の取扱個数実績(速報値)によると、傘下の佐川急便が手掛ける飛脚宅配便は前年同月比0・7%減の1億300万個で、15カ月ぶりに前年実績を下回った5月(0・7%減)から4カ月連続でマイナスを記録した。
新型コロナウイルスの感染拡大で落ち込んだBtoBの荷物は、個人消費がサービス支出を中心に弱い動きになったこともあり、振るわなかった。BtoCは7月に続いて底堅く推移した。
「飛脚ラージサイズ宅配便」などを含めた全体でも0・9%減の1億700万個となり、13カ月ぶりに前年水準を割り込んだ5月(0・4%減)から4カ月続けての減少となった。
(藤原秀行)