A.L.I. Technologiesの事業由来CO2排出量算出サービス、担当者設立の新会社に譲渡

A.L.I. Technologiesの事業由来CO2排出量算出サービス、担当者設立の新会社に譲渡

長瀬産業や関西電力と連携

情報システム開発などを手掛けるA.L.I. Technologiesは9月22日、企業が自らの事業活動由来のCO2をどの程度排出しているかを迅速に把握できるSaaS(Software as a Service)形式のサービス「zeroboard(ゼロボード)」の事業を、9月21日付でゼロボード(東京都港区港南)に譲渡したと発表した。

A.L.I.で同事業を統括していた渡慶次道隆氏が今年8月にゼロボードを新たに設立、同事業をMBO(マネジメント・バイアウト、経営陣が参画する買収)で取得した。渡慶次氏らは地球温暖化対策が強く求められる中、サービスのニーズが見込めるとみて、より機動的に事業展開できる体制に移行したい考え。

A.L.I.は今後、ドローン物流など「空のインフラ産業」創造への取り組みを加速させる計画。

ゼロボードは9月22日、同サービスに関し、長瀬産業と販売・事業展開に関して業務提携することで合意したと発表。併せて、関西電力とも協業する方針を公表した。関西電力は電気・ガス使用者の使用量に関するデータをzeroboardと連携、CO2排出量の算出作業を簡素化することなどを想定している。


サービス画面のイメージ(A.L.I. Technologies提供)

(藤原秀行)

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