テラドローン、産業用ドローンサービス企業で世界ランキング2位

テラドローン、産業用ドローンサービス企業で世界ランキング2位

市場調査機関公表、海外の事業拡張戦略など積極的な活動が高評価か

テラドローンは10月1日、世界的なドローンの市場調査機関Drone Industry Insights(ドローンインダストリーインサイツ、DRONEⅡ)が公表した「ドローンサービス企業 世界ランキング2021」で、産業用ドローンサービス企業の中で世界2位の評価を得たと発表した。

公表は9月17日。DRONEⅡは世界400社の企業規模や事業成長、市場シェア、市場の関心度合いを踏まえて評価している。

テラドローンは18年のランキングが9位、19年が2位、20年が1位にそれそれランクインしており、トップレベルを維持している。

21年の1位はマレーシアのAerodyne(エアロダイン)で、20年の2位からトップになった。3位は米国のCyberhawk(サイバーホーク)で、20年と同じ順位だった。

テラドローンは今年、2月に15・1億円の資金調達を完了。大手企業とドローンの運航管理システム(UTM)の実証実験を継続したり、石油メジャーのシェルの欧州最大規模の製油所でドローンを用いた転換を実施したりと精力的に事業拡大を図っている。

従来価格の約3分の1に抑えた自社開発のドローン搭載型レーザー「Terra Lidar(テラライダー)」の新型モデル「Terra Lidar One(テラライダーワン)」も発売。9月には三井物産グループと「空飛ぶクルマ」の事業化で業務提携を発表した。海外の事業拡張戦略など一連の積極的な活動が今年もDRONEⅡに評価されたようだ。


「ドローンサービス企業 世界ランキング2021」(テラドローン提供)

(藤原秀行)

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