製品開発と市場拡大に充当
AIを活用した配送経路自動作成サービスを手掛ける米Wise Systems(ワイズシステムズ)は10月6日、米投資会社iger Global Managementが主導し、Section 32、Valo Ventures、Gradient Ventures、Prologis Venturesなど新規・既存のベンチャーファンドが参加するシリーズC(経営安定期)ラウンドの資金調達で5000万ドル(約55億円)の調達を完了したと発表した。
調達した資金は製品開発と主要地域の市場拡大に充てる。
ワイズシステムズは2014年、米マサチューセッツ工科大(MIT)からスピンアウトする形で創業。世界の主要な物流企業やメーカーなど向けにサービスを提供している。同社のサービスを利用する企業では走行距離が最大15%減少、配達遅延が80%減少、トラックの使用率が20%増加といった成果を挙げている。
今年7月には三菱ふそうトラック・バスと業務提携契約を締結、ワイズシステムズの次世代配送計画システムの販売を三菱ふそうが担うことを発表している。
(藤原秀行)