東京・天王洲エリアのアート情報発信、魅力的なコンテンツ拡充
寺田倉庫は10月12日、10言語に対応した訪日旅行者向けウェブメディア「MATCHA(マッチャ)」を運営するMATCHA(東京都台東区雷門)と訪日観光旅行の再開を見据えた訪日旅行者誘客強化に向け、資本・業務提携したと発表した。
寺田倉庫はMATCHAを通し、同社の本社が位置する東京都品川区の天王洲エリアをアートシティとして海外へ積極的に情報発信し、訪日客の天王洲来訪促進と日本での新たな体験創出を図る。具体的な出資額は開示していない。
MATCHAは寺田倉庫のリソースを活用し、訪日客に提供する魅力的なコンテンツを拡充。同社が運営している芸術文化発信施設や天王洲周辺地域との連携強化を目指す。
寺田倉庫は文化創造を企業理念に掲げ、倉庫空間を活用したイベントスペースの運営や、現代アートのコレクターズミュージアム「WHAT MUSEUM」・アートギャラリーカフェ「WHAT CAFE」・画材ラボ「PIGMENT TOKYO」・日本最大級のギャラリーコンプレックス「TERRADA ART COMPLEX」などの芸術文化発信施設の運営を通じて、世界一のアートシティを目指した街づくりを推進している。
今後はMATCHAとタッグを組み、寺田倉庫の運営施設を活用したアートイベントなど、より多くの方にアートシティ・天王洲を楽しむための情報を発信していく計画だ。
(藤原秀行)