ツールマート、フォークリフトのドラレコ映像からAIで危険運転自動抽出サービス開始

ツールマート、フォークリフトのドラレコ映像からAIで危険運転自動抽出サービス開始

社内教育用のリポート提供

フォークリフト用安全機器などを手掛けるツールマート(福島県郡山市)は10月14日、ドライブレコーダー映像からAIがフォークリフトの危険運転を自動的に短時間で発見・抽出し、社内教育用の映像とリポートを提供するサービス「フォークリフトAIレポーター」を発売したと発表した。

厚生労働省によると、フォークリフト作業で毎年1900件以上の労働災害が発生。亡くなった人は2016~20年の5年間で135人に達している。同社は「フォークリフト作業は法令上『危険な作業』とされていながら、トラックやタクシーなど業務用自動車に比べ、安全支援サービスが普及しておらず、安全対策が遅れている」と指摘、対応を強化する。

フォークリフト用ドライブレコーダーで撮影した膨大な映像の中から、AIと専用機器、人間の3段階でチェックし、人間との接触や接近、荷崩れ、視界不良のままの前進走行といった危険運転を見つけ出す。

危険運転は発生頻度や発生状況、想定されるリスク、対策例を網羅したリポートと実際に録画した映像で顧客に報告する。朝礼や掲示板、定期的なミーティングで使える安全用資料も併せて提供する。

料金は標準解析が税込み6万2700円、1拠点1回限りのお試し解析が4万4000円。


画像のイメージ(ツールマートプレスリリースより引用)

(藤原秀行)

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