可搬式発着場のトレーラーも
ドイツのボロコプターは10月12日、物流用ドローン「VoloDrone(ボロドローン)」の概要を公開した。
長い滑走路がなくても垂直離着陸が可能なeVTOL(電動垂直離着陸機)で、最大200キログラムの重量物を搭載することが可能。機体の下部にパレットを取り付けて飛行し、40キロメートルの長距離を飛ぶことができるという。
同日、ドイツのハンブルクで同国の物流大手DBシェンカーと3分間のデモ飛行を実施、成功した。最大高度は22メートルに達した。
ボロコプターは併せて、トレーラーを活用した可搬式のボロドローン用発着場「Mobile Vertipad(モバイルバーティパッド)」の構想も発表した。直径20メートルとなる。2023年に早期に試験を始めたい考え。
VoloDroneのデモ飛行の様子(ボロコプターとDBシェンカー提供)
Mobile Vertipadのイメージ(ボロコプター提供)
(藤原秀行)