車線ごとの渋滞状況検出など可能に、外部システムとAPI連携も
沖電気工業(OKI)は11月9日、道路を走る車両の数や速度などをAIで検知するソリューション「AISION車両センシング」の機能を拡充した「AISION車両センシングVer.2」を同日発売したと発表した。
AIの深層学習技術を高度化し、車線ごとの渋滞状況や降雨雪時の立ち往生車両の検出、四輪車と自動二輪車の同時検出を可能にした。道路を管理する自治体や事業者らが道路上で発生しているさまざまな車両の走行異常をより迅速に見つけられるよう後押しし、道路の安全管理業務効率化と現場の負荷軽減を図る。
「AISION車両センシングVer.2」は1セット税別68万円。OKIはAISIONシリーズ全体で、今後3年間で100億円の売り上げを目指す。
「AISION車両センシングVer.2」は一般的な平均速度による渋滞判定に加え、、道路上の検出エリアに存在する車両の割合を識別し、低速車両の通過でも誤検出せず、実態に即した渋滞判定ができるようにした。
外部システムとのAPI連携に対応、異常を検知したらすぐに道路監視センターへ通知することも可能にしている。
「AISION車両センシングVer.2」の概要(OKIプレスリリースより引用)
(藤原秀行)