日揮HDやコスモなど参画の初国産SAF、新たに台湾スターラックス航空にも供給決定

日揮HDやコスモなど参画の初国産SAF、新たに台湾スターラックス航空にも供給決定

JALやANAなどに続き、25年度から

日揮ホールディングスは4月18日、同社などが出資し、環境負荷の低い航空燃料SAFの製造を手掛けるSAFFAIRE SKY ENERGY (サファイア・スカイ・エナジー)が、共同事業者のコスモ石油やグループのコスモ石油マーケティングを通じて、2025年度から神戸空港で台湾の新興航空会社スターラックス航空にSAFを供給すると発表した。


スターラックス航空の機体(同社提供)

 
 

供給するのは廃食用油を原料に用いて、国内で初めて大規模生産する国産SAF。国際的な認証制度ISCC CORSIA 認証、 ISCC EU認証を取得済みで、原料から供給まで国内で完結する国産SAFの提供体制の品質が国際的な基準に合致している。

当該のSAFは既に25年度から日本航空(JAL)と全日本空輸(ANA)、DHLエクスプレス、米デルタ航空、フィンランドのフィンエアーに供給することが決まっている。


完工したSAF製造装置(大阪府堺市のコスモ石油堺製油所構内


SAFの原料となる廃食用油受け入れ施設(コスモ石油堺製油所構内)

(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用

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