日本郵船、3回目のバイオ燃料による試験航行実施

日本郵船、3回目のバイオ燃料による試験航行実施

インドのタタ・スチール向け

日本郵船は11月22日、同社が所有し、同社グループのタタNYKシッピングが運航するばら積み船「FRONTIER SKY」が、インドの大手鉄鋼メーカー、タタ・スチール向けの貨物輸送でバイオ燃料を使用した試験航行を実施したと発表した。同社グループによるバイオ燃料を活用した試験航行実施は、6月に続いて3回目。

「FRONTIER SKY」は船舶用燃料を広く取り扱う豊田通商ペトロリアム社の協力の下、11月14日にシンガポール港でバイオ燃料を補油し、インドのダムラ港までの航路で試験航行を行った。


位置関係図

今回の試験航行は、サプライチェーンにおける海上輸送での脱炭素化を目指すタタ・スチールと、バイオ燃料での過去2回の船舶の試験航行を通じ、その安全性と温室効果ガス削減効果などをさらに検証したい日本郵船の思惑が一致、実現した。

日本郵船がバイオ燃料の補油手配と機関運転計画作成など技術面でサポートしたほか、タタNYKシッピングが試験航行のため運航面で協力した。今後は試験航行で得られた知見を3社で共有し、脱炭素化に向けた協業を推進する。


バイオ燃料の製造から使用まで

(画像はプレスリリースより引用)
(ロジビズ・オンライン編集部)

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