駐車場混在情報を空撮映像で迅速共有、ごみ回収効率化も
西日本高速道路（NEXCO西日本）は12月2日、新名神高速道路の宝塚北SA（兵庫県）で、第5世代移動通信システム（5G）のサービス提供開始を受け、12月から5Gによる高速道路施設管理の高度化・効率化を目的とした実証実験をKDDI総合研究所と共同で開始すると発表した。
ドローンによる駐車場の混雑状況把握の実験
現在、サービスエリア、パーキングエリア（SA・PA）の駐車場の混雑情報はSA・PA内に設置された複数のカメラを使い、混雑状況を把握している。実験ではドローンに搭載したカメラの高精細映像を、5Gの高速・大容量通信で情報伝達し、より速く正確に混雑状況を把握、情報提供できるかどうかを見極める。
ごみ自走回収の技術検討
SA・PAに設置しているごみ箱はクリーンスタッフが定期的にごみの量を確認し、ごみ仮置き場へ回収している。今回、クリーンスタッフの業務省力化や清掃レベル維持を目指し、5Gの大容量・低遅延の特徴を生かし、自走ロボットなどでごみ収集を効率化するシステムを試験的に導入する。
（画像はNEXCO西日本提供）
（ロジビズ・オンライン編集部）
