自動配送ロボット開発のHakobot、23年中の正式販売目指す

自動配送ロボット開発のHakobot、23年中の正式販売目指す

株式投資型クラウドファンディングで資金調達へ

自動配送ロボット開発を手掛けるスタートアップ企業のHakobot(ハコボット、宮崎市)は12月17日、日本クラウドキャピタルが運営している株式投資型クラウドファンディングサービス「FUNDINNO(ファンディーノ)」で、12月21日から投資申し込みの受付を開始すると発表した。

「なんでも載せられる、しっかり運ぶ」をコンセプトに、シンプルかつタフで走破性の高い自動走行ユニット「Hakobase(ハコベース)」を開発しており、事業資金を調達したい考え。募集期間は12月26日いっぱいで、上限募集額は7999万2000円に設定している。

Hakobotの配送ロボットは、Hakobaseに荷室部を組み合わせる。走破性と堅牢性に優れた設計の4WD(四輪駆動)と、内輪差を限りなく減少させた独自の4WS(四輪操舵)を採用し、日本特有の多様な路面状況や限られた空間でもスムーズかつ安全に走行できる仕様を実現。走行ユニットに取り付ける荷室部はカスタマイズ可能な設計にしている。

今後は屋外での実証実験と改良を重ね、大学との共同研究を進めながら22年度に公道で実証、23年内の正式販売を目指す。日本から世界への販売展開も視野に入れている。


(画像はいずれもHakobot提供)

(藤原秀行)

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