CO2排出を4割削減、サプライチェーンの脱炭素化第1弾
丸紅とENEOSは1月14日、環境負荷の低い燃料を使用する輸送船を基礎化学品エチレンの輸送に導入することで合意、覚書を締結したと発表した。
両社はエチレンの製造をENEOSが、輸送・販売を丸紅がそれぞれ担当している。エチレンのサプライチェーン脱炭素化の第1弾として低負荷燃料の輸送船活用を決めた。
2024年をめどに丸紅が長期傭船する環境負荷の低い新造船をエチレンの海上輸送に使用する。新造船はLNG(液化天然ガス)と低硫黄重油の二元燃料を使用し、日本からエチレンを輸出する船舶としては初めてとなる。従来の輸送船より海上輸送時のCO2排出量を約40%削減できると見込む。
新造するエチレン輸送船のイメージ(両社プレスリリースより引用)
(藤原秀行)