トッパン・フォームズ、粘着剤に生物由来の素材使った環境配慮型ラベル開発

トッパン・フォームズ、粘着剤に生物由来の素材使った環境配慮型ラベル開発

冷蔵・冷凍温度帯でも利用可能、物流や食品などの業界向けに拡販へ

トッパン・フォームズは1月26日、粘着剤に生物由来の素材を使用した環境配慮型のラベル製品「バイオマスラベル」を開発したと発表した。同日に提供を開始した。

バイオマスラベルに加え、既存の低温環境対応配送用ラベル「EXフォーム サーマルコールドタイプ」「EXコールド一体型」も環境配慮型の粘着剤を使用することが可能となり、同粘着剤を使った3製品が一般社団法人日本有機資源協会の「バイオマスマーク」に対応。粘着剤に採用しているバイオマス原料の乾燥重量割合は25%に達している。

バイオマスラベルは冷蔵・冷凍の温度帯(-20℃以下)でも強い粘着力を維持することが可能で、冷凍食品などの低温管理が必要な場面でも安心して使えるのが特徴。運用に合わせてサイズやシート内のレイアウトを自由にカスタマイズできるため、物流以外にも食品や医薬品、百貨店などさまざまな領域で採用できるという。

同社は今後、食品や百貨店、物流、医薬品の各業界を中心にバイオマスラベルを拡販、2025年度までに累計2億円の売り上げを目指す。併せて、25年までに同社が提供するラベル製品の約4分の1を「バイオマスマーク」対応製品へと切り替えたい考え。


「バイオマスラベル」のシート形態(左)と連続形態(プレスリリースより引用)

(藤原秀行)

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