算出を1~2時間→5分へ劇的に短縮
日本通運は5月14日、物流Webアプリ「DCX」(デジタル・コマース・トランスフォーメーション)のデータ分析オプションサービス「Business Insight」(ビジネスインサイト)で、AIを活用した出荷予測機能を強化し、サービスの利便性を向上させたと発表した。

(日通提供)
「DCX」は倉庫内で蓄積してきたオペレーションデータを基に、入出荷履歴や在庫明細をリアルタイムに確認できるのが特徴。さらに、2025年4月に始めた「Business Insight」は物流データを可視化・分析している。
より精緻な出荷予測のニーズが高まっているのに対応、AI出荷予測の機能強化に踏み切った。
具体的には、これまで1アイテム当たり1~2時間程度を要していた計算プロセスを見直し、算出時間を約5分へ劇的に短縮した。
予測は日別・週別・月別で最大半年先まで算出可能なため、さまざまな視点から、より手軽に予測結果を取得できるようになっている。
また、従来は個別に実施していた予測処理を、複数アイテムでも同時に実行できるよう機能を拡張。多品目を取り扱うユーザーでも主要な製品群の予測を一括かつ短時間に実施できるため、業務負荷の軽減につなげられると見込む。
AIによる予測では、統計的な確率に基づき10段階の予測結果を算出することが可能。ユーザーは欠品リスクを最小化したい、過剰在庫を徹底して抑えたいといった商品ごとの戦略や許容度に応じて、最適な予測値を柔軟に選択できるようになったとみている。
実際の出荷実績との照合も可能なため、10段階の予測値の中から実態に最も近い値を把握しやすくなり、PDCAサイクルを回しながら継続的に予測精度を向上させられると想定している。
AI出荷予測は、「Business Insight」の各種分析メニューと組み合わせることで、エリア別出荷分析や滞留在庫分析などをカバーできるようにしている。
(藤原秀行)












