医薬品など対象サービスを活用、機器の取り扱いサポートや稼働確認も
セイノーホールディングス傘下で宅配業務を担うGENie（ジーニー）は2月8日、リアライズ・モバイル・コミュニケーションズから、東京都内で自宅療養している新型コロナウイルス感染症患者向けにウェアラブル型パルスオキシメーターの保管～在庫管理～配送・回収管理業務を一括して受託したと発表した。
新型コロナウィルス感染症患者に対し、各自治体は基礎疾患を持つ人や高齢者へ優先的にパルスオキシメーターを貸し出している。これまで自宅療養患者は体調変化があった場合は電話連絡による保健所職員への通知が必要だったが、ウェアラブル型パルスオキシメーターは遠隔監視が可能で、利用者の動脈血酸素飽和度の値が一定の閾値を下回った際には保健所職員にメールで発報する。自宅療養者の容体変化をいち早く察知し、保健所職員の業務負荷を軽減できると見込まれている。
GENieが展開する医薬品・医療機器・検体の配送サービス「ARUU」（アルー）は、既にパルスオキシメーターの配送実績があり、自宅療養患者への非接触の配送が可能。機器の受け取り確認、回収、消毒、検品などの付帯作業も実施している。
また、今回は保健所職員の負荷を軽減するため、配送後には自宅療養患者へ電話連絡をし、本機器の取り扱いに関する説明サポートと稼働確認まで見届ける機能も担う。
受託範囲
・配送/回収の実施
・配送管理（機器取扱い説明のサポート）
・倉庫運用業務（保管・消毒・検品）
・在庫管理（入出庫）
（画像はGENie提供）
（ロジビズ・オンライン編集部）
