サカタウエアハウスが大阪・箕面の倉庫で二期工事完了、1.67万㎡に拡大

サカタウエアハウスが大阪・箕面の倉庫で二期工事完了、1.67万㎡に拡大

フルフィルメントサービス展開、ラストワンマイルの共同配送も

倉庫運営や3PLサービスなどを手掛けるサカタウエアハウス(大阪市)は2月10日、大阪府箕面市の拠点「北大阪営業所・箕面倉庫」で進めてきた第二期工事が竣工、2月1日に稼働を開始したと発表した。

大阪府が分譲した箕面森町(企業用地ゾーン)で2019年11月1日に操業を開始した同拠点は第二期工事の完了で総延べ床面積が1万6648平方メートルに拡大した。

物流総合効率化法(物効法)に基づく特定流通業務施設の認定を取得。地震や津波のリスクが少ない立地で非常用電源装置による「災害に強い物流」を実現しているほか、全棟LED照明や建物のエネルギー集中管理システムなどを採用。グリーン経営認証も獲得し、「環境に優しい物流」に注力している。

EC事業者など向けのフルフィルメントサービスを展開、「付加価値を生み出す物流」も標榜しているほか、同社がキャッチフレーズに掲げている「楽々倉庫」を体現し、ラストワンマイルの共同配送サービスにも対応する。

同拠点は14年4月に同社が創業100周年を迎えたのを記念して実施した事業の一環。化粧品・医薬品・医療機器・電子部品・産業機器などの業界向けに倉庫・3PLやフルフィルメントサービスを提供。倉庫棟内には空調を完備した流通加工場や定温庫、敷地内には法令順守した別棟の危険品倉庫をそれぞれ確保している。

新名神高速道路の箕面とどろみICから約2.2キロメートル、阪神高速道路の池田木部ICから約7.2キロメートルに位置。能勢電鉄妙見線のときわ台駅からは約3.5キロメートル。大阪市中心部まで車で約30分。関西地区に加えて西日本や東日本の広域をカバーできるのが特徴。

周辺の箕面森町ニュータウンに加え、人口が多い兵庫県川西市や大阪府豊能町なども近く、労働力確保の面でも強みを持つ。


北大阪営業所・箕面倉庫の第一期工事分全景


第二期工事が完了した増築倉庫棟


第二期工事が完了した増築倉庫棟・駐車場・危険品倉庫棟の全景


第二期工事が完了した1階倉庫部分


第一期工事分の3階流通加工場


立地(いずれもサカタウエアハウス提供)※地図は大阪府ホームページから引用、同社が加筆

■施設概要
施設名   : サカタウエアハウス株式会社 北大阪営業所・箕面倉庫
稼働開始日 : (一期工事)2019年11月1日/(二期工事)2022年2月1日
所在地   : 大阪府箕面市森町西二丁目1番1号
規模・構造 :
・倉庫棟 鉄骨造・3階建て約15,922㎡
・危険品倉庫棟 鉄骨造・平屋建て約297㎡
・事務所棟 鉄骨造・4階建て約429㎡
敷地面積  : 14,810.66㎡
建築延床面積: 一期工事 約12,210㎡/二期工事 約4,438㎡/合計 約16,648㎡
主な用途  : 普通倉庫業を営む倉庫(一類倉庫および危険品倉庫)
主要設備  : 自動仕分け搬送装置、全棟LED照明、流通加工場(空調完備)・定温庫、
危険品倉庫、機械警備/監視モニター他
URL    : https://www.sakata.co.jp/service/minoh-no-syoukai/

(藤原秀行)

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