ブラザーロジテック、セイノー情報サービスのクラウドWMSと物流ロボット連携させ作業時間60%短縮

ブラザーロジテック、セイノー情報サービスのクラウドWMSと物流ロボット連携させ作業時間60%短縮

名古屋の倉庫、保管効率は2倍に

セイノー情報サービスは4月20日、ブラザー工業グループで物流事業を手掛けるブラザーロジテック(名古屋市)が、セイノー情報サービスのクラウド型WMS(倉庫管理システム)「SLIMS」(スリムス)を導入したと発表した。

ブラザーロジテックの港第1倉庫(名古屋市)は自律走行型ロボット「HAIROBOTICS ACR」(ハイロボティクスACR)」とSLIMSを組み合わせ、作業者が倉庫内を歩かずにピッキングできる環境を整え、業務効率と保管効率の大幅な向上を達成したという。




ブラザーロジテック港第一倉庫のハイロボエリア

ブラザーロジテックは名古屋市内を中心に複数拠点を運営し、入荷から保管、出荷まで一貫した物流サービスを展開している。

長年利用してきたオンプレミス型WMSの老朽化が進み、処理速度やシステム連携に課題を感じていた上、管理コードが工程ごとに異なるため確認作業の手間が多く、効率化やミス防止の面でも見直しが求められていた。さらに、作業者の高齢化に伴い、倉庫内での移動や作業時の身体的な負担を軽減することも課題となっていた。

課題解決のため、SLIMSを採用。業務の処理速度と安定性が向上し、業務停止のリスクは大幅に低減した。

港第1倉庫ではハイロボを導入。従来は作業者が倉庫内を移動してコンテナを取りに行く必要があり、ピッキング作業の効率や空間活用に課題があった。ハイロボにより天井高5.5mの空間を最大限に活用でき、作業者は指定エリアで効率良くピッキングできる環境が整った。


SLIMSとハイロボによる業務の流れ



SLIMSとハイロボの連携で作業フローを自動化し、作業者は倉庫内を移動せずにピッキングすることが可能になった。作業時間は約60%短縮し、高さ5mのラックを活用することで保管効率は約2倍に向上、省スペースでの生産性向上も達成しているという。

今後は蓄積データを経営指標や荷主へのフィードバック、現場改善に活用し、よりデータドリブンな物流管理を目指す。将来はAIを活用し、作業ナビゲーションや障害発生時の支援など、現場を支える仕組みの高度化も視野に入れている。

(藤原秀行)※いずれもセイノー情報サービス提供

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