日本GLPがデータセンター開発参入、東西で1兆円超投資しトータル900メガワットの供給能力確保目指す

日本GLPがデータセンター開発参入、東西で1兆円超投資しトータル900メガワットの供給能力確保目指す

東京・昭島の巨大物流施設プロジェクト「ALFALINK」では都内最大級の設備開発へ

日本GLPは2月18日、データセンター開発事業に参入すると発表した。

施設の開発用地取得などに1兆円以上を投じ、2027~28年ごろに900メガワットの供給能力確保を目指す。

データセンターは新型コロナウイルスの感染拡大に伴う在宅勤務普及でクラウドサービスの利用が急増していることなどから、今後も需要が伸びていくことが見込まれている。同社は積極的に投資し、データセンターを中核の物流施設に並ぶ主要事業へ育てたい考えだ。

首都圏と近畿圏で合計約600メガワットの供給電力を確保した複数のデータセンター開発用地を取得。2023年から順次着工し、24年から順次竣工する計画。

日本GLPは東京都昭島市で、高機能の物流施設を同一エリアで複数開発する大規模プロジェクト「ALFALINK(アルファリンク)昭島」を展開する方針で、23年以降に閉鎖する予定のゴルフ場跡地約65万平方メートルを確保済み。ALFALINKの敷地内で物流施設に併せて、東京都内では最大となる300メガワット級のデータセンターを整備するとみられる。

GLPはグローバルでデータセンター開発・運営を手掛けており、中国では同国内最大級のサービス提供者となっている。今後は欧米でも事業を拡大する。

(藤原秀行)

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