第1弾は神奈川・大和の案件、エネルギー消費最大2割削減見込む
住友商事は2月22日、自社で開発している物流施設「SOSiLA(ソシラ)」に、建物内へ差し込む光量を自動で最適化する「スマートガラス」を導入すると発表した。
第1弾として、今年8月に神奈川県大和市で竣工予定の「SOSiLA中央林間」で採用する。
スマートガラスは米ベンチャー企業のView(ビュー)が開発した「View Smart Windows」。屋上に設置したセンサーとAIを利用し、日射量や屋外の状況に応じて窓の色を自動調整して、差し込む光量を最適化する。空調や照明によるエネルギー消費を最大で20%削減できる見通しで、ブラインドを開閉する人的作業負担の軽減にもつながると見込む。
日本の物流施設でビュー製スマートガラスを取り入れるのは初めて。同社は今後もビューと環境配慮製品を共同で開発していく方針。
SOSiLA中央林間は他にもリサイクル素材を使用した家具の採用、無人売店の導入、女子トイレのパウダールーム併設などを計画している。
SOSiLA中央林間の完成イメージ
SOSiLA中央林間のラウンジのイメージ
■SOSiLA中央林間 物件概要
住所:神奈川県大和市中央林間西3-7-1
交通:小田急線・東急田園都市線「中央林間駅」(1.9km、徒歩17分)
アクセス:横浜町田IC(4.8km、車で10分)
延べ床面積:約11万2407㎡(約3万4003坪)
竣工年月:2022年8月31日(予定)
(藤原秀行)