台湾の風力発電所安定操業を支援
商船三井は3月10日、台湾の大統海運(タ・トン・マリン、Ta Tong Marine)との合弁会社、大三商航運股份(タ・サン・シャン・マリン、Ta San Shang Marine)を通じて建造する新造サービス・オペレーション・ヴェッセル(整備に特化した専用船、SOV)の「TSS PIONEER」(ティーエスエス・パイオニア)が、ノルウェーのヴァルド社がベトナムに保有するヴァルド・ブンタオ造船所で3月8日に竣工したと発表した。
アジア初の新造SOVとなる同船は竣工後に台湾へ回航。操業の準備が整い次第、世界最大の洋上風力発電事業者オルステッドに定期貸船される。
操業開始後はオルステッドが開発する台湾最大規模の洋上風力発電所「大彰化(ダイショウカ、Greater Changhua)洋上風力発電所」(900メガワット)のメンテナンス支援に投入。風車技師に対し洋上で快適な居住空間を提供するほか、同船から安全に風車への橋渡しを行い、大彰化洋上風力発電所の安定操業を通じて台湾が掲げる再生可能エネルギー導入計画の推進に寄与する。
(画像はプレスリリースより引用)
(ロジビズ・オンライン編集部)