リードタイムを半日短縮、混乱続く海上輸送の代替として対応可能
NIPPON EXPRESSホールディングス(NXHD)は4月12日、グループ会社で中国の現地法人、NX国際物流(中国)有限公司が中国とラオスを結ぶ国際鉄道を利用し、ASEAN(東南アジア諸国連合)周辺国とトラック輸送でつなぐ新たな複合輸送サービスを4月1日に開始したと発表した。
(プレスリリースより引用)
中国・昆明~ラオス・ビエンチャン間を鉄道で輸送し、ビエンチャンからはクロスボーダートラックを利用してタイ・ノンカイ国境を経由。タイをはじめとするASEAN周辺国に荷物を届ける。リードタイムは5日で、従来のクロスボーダートラックのみの輸送と比較すると0.5日短縮できると見込む。鉄道輸送を利用するため、CO2排出削減も実現できる。
海上輸送が新型コロナウイルスの感染拡大などで混乱しているのに対応し、BCP用輸送モードとして利用を呼び掛けている。
(藤原秀行)