ダブル連結トラックやブロックトレインの共同運行、ドローン輸送など検討
福山通運とセイノーホールディングス(HD)は4月26日、物流領域のSDGsに向けた取り組みの強化に向け連携すると発表した。
両社は2013年3月に業務提携しており、今回の連携もその延長線上と位置付けている。今後は具体策として、一度により多くの荷物を運べるダブル連結トラックや列車編成の一部を貸し切りで輸送するブロックトレインを共同運行することや、トラックのEV化促進へ充電用ステーションを共同利用することなどを検討する。
過疎地域でのドローン輸送の実現などについても協議する予定。ロシアが侵攻したウクライナの避難民救済も視野に入れている。
福山通運の小丸成洋社長(左)とセイノーHDの田口義隆社長(両社提供)
今年度の検討6項目
SDGs目標No13 気候変動に具体的な対策を
①ブロックトレイン、ダブル連結トラックの共同運行
②トラックのEV化を促進するためのEVステーション共同利用
SDGs目標No11 住み続けられるまちづくりを
③過疎地域におけるドローン輸送
SDGs目標No8 働きがいも経済成長も
④DXを活用し、お客様の利便性向上や効率化につながる出荷支援システムの連携
SDGs目標No3 すべての人に健康と福祉を
⑤交通安全教育の共同実施
SDGs目標No10 人や国の不平等をなくそう
⑥ウクライナの戦争避難民救済のための人道支援
(藤原秀行)