ドローンの「空の道」整備目指すトルビズオン、ドローン配送特化のスクールプログラム開発へ

ドローンの「空の道」整備目指すトルビズオン、ドローン配送特化のスクールプログラム開発へ

撮影クリエイターズ協会と連携、操縦国家ライセンス取得を後押し

ドローンの安全飛行支援を手掛けるスタートアップのトルビズオンは5月3日、ドローンを使った空撮の普及促進を担う一般社団法人ドローン撮影クリエイターズ協会(DPCA、京都市)と共同で、佐賀県多久市でドローン配送に特化したドローンスクールプログラム開発に着手すると発表した。

両者はトルビズオンが多久市と提携した協定に則り、市内の上空に設置したドローン用「空の道」を活用。 政府が2022年度中にスタートする準備を進めているドローンの操縦国家ライセンス取得を後押しし、ドローン配送のオペレーター育成を目指す。

トルビズオンは、土地所有者とドローンユーザーが上空の利用権を取引できるようインターネットで仲介、安全に飛行できる「空の道」を整備する独自サービス「sora:share(ソラシェア)」を展開。ビジネスモデルで特許を取得しており、トルビズオンは空の道の利用者から料金を徴収し、土地所有者には賃借料を支払う仕組み。

トルビズオンが参画している、ドローンを地域活性化や防災に活用することに取り組んでいる一般社団法人地方再生・防災ドローン利活用推進協会はDPCAが運営。国内最大規模のドローン講習管理団体として、ドローンの法整備でも積極的に国と連携している。

トルビズオンはDPCAと共同でDPCA佐賀多久校を立ち上げ、多久市で網羅的に構築した空の道を使い、ドローン配送講習プログラムの確立を図る。


(トルビズオン提供)

(藤原秀行)

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