日本GLPが大阪・八尾で1.6万㎡の物流施設着工、関西企業が1棟借り決定

日本GLPが大阪・八尾で1.6万㎡の物流施設着工、関西企業が1棟借り決定

23年4月竣工予定

日本GLPは5月6日、大阪府八尾市で延べ床面積が約1万6000平方メートルの物流施設「GLP八尾Ⅱ」の開発を本格的に始めると発表した。同日、現地で起工式を行った。区画整理事業の一環として開発する。

大阪に本社を構える企業が専用施設として1棟全体を利用することが決まっており、2023年4月の竣工を見込む。具体的な社名は開示していない。現在使っている物流施設を「GLP八尾Ⅱ」に集約、業務の効率化を図る。

GLP八尾Ⅱは東大阪・八尾エリアでは希少な賃貸型先進的物流施設。大阪外環状線に隣接し、近畿自動車道の八尾ICから約5キロメートル、西名阪自動車道の藤井寺IC、第二阪奈道路の水走ICからそれぞれ約6.5キロメートルに位置。大阪市内に加えて奈良や和歌山などの南近畿地域までアクセスが可能。

近鉄大阪線の高安駅、近鉄信貴線の信貴山口駅、服部川駅からいずれも徒歩圏内。住宅地が隣接するため、雇用確保の面でも強みを持つ。

荷物用エレベーターと垂直搬送機を複数設置して縦方向の搬送能力を高めるほか、大型シーリングファンや高断熱素材を採用して就労環境の快適性を向上させる計画。エントランスホールやエレベーターホールには、企業が販売する商品などを展示するショーウィンドウを設置する。

区画整理事業を進める上で、隣接道路の安全性を確保するための照明灯を設置する。BCP対策として、耐震性能の高いブレース(筋交い)材を採用し地震に対する安全性を確保するほか、浸水や液状化が発生しない地盤への対策を講じる。


「GLP八尾Ⅱ」外観完成イメージ(プレスリリースより引用)

■施設概要
施設名:「GLP八尾Ⅱ」
所在地:大阪府八尾市郡川1丁目
敷地面積:7,700㎡
延べ床面積:16,000㎡
構造:地上4階建て、耐震S造
着工:2022年5月
竣工:2023年4月
認証取得:CASBEE(新築)認証、ZEB認証(予定)

(藤原秀行)

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