新規サービス立ち上げ包括支援、製品開発と組織体制強化へ
ラストワンマイル配送の効率化やサービスレベル向上を支援するプラットフォーム「CREW Express(クルーエクスプレス)」を運営しているスタートアップのAzit(アジット、東京都目黒区三田)は5月11日、Logistics Innovation Fund、coconala Skill Partners、90sの3社を引き受け先とする第三者割当増資で3.5億円の資金を調達したと発表した。
調達した資金は、製品開発と組織体制の強化に充てる。
Azitは日本国内で車両運用効率化のプラットフォーム「CREW」を運営していたが、2020年に事業を転換。「CREW Express」の提供を開始した。フードデリバリーからオフィスや店舗間の企業内配送などの当日配送まで多様な領域をカバーしており、事業に必要なラストワンマイル配送の一括構築とDXを後押しする。
リアルタイムの位置情報を元に、AIが配達パートナーの最適な稼働を実現。配達パートナーの獲得から稼働管理まで新規配送立ち上げを包括的に担う。さらに、既存配送網の配送管理コスト削減や配送効率の改善も手掛けている。
CREW Expressは各社専属のコンサルティングチームがクライアント企業のプロジェクト成功に注力。自転車・バイク・カーゴ(軽四輪)といったラストワンマイル配送に必要な配達パートナーの全国1万台以上のネットワークを活用し、全国規模で高品質な配達サービス供給を実現する。
併せて、AIによる最適稼働を実現するラストワンマイル特化のTMS(配車管理システム)を提供している。
(Azit提供)
(藤原秀行)